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ドラムメンテナンス

ドラムメンテナンス レポートvol.4

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こんにちは。サイです。

 

本日はGRETSCH DRUMが常設のRスタジオのメンテナンスをご紹介致します。

このRスタジオにはグランドピアノが常設されているので、JAZZ系のバンドさんが

多く使われるのでチューニングはやや高めに整えてます。

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また、コントロールルームを併設しておりますのでレコーディングにも適した分離感のある響きにも注意しております。

セルフレコーディングでしたらipadだけで簡単にレコーディングが可能な「即レコ」おススメしています。

最近はジャズフェス等の審査音源用に即レコを使用されるお客様が多いそうです。

そういった音源でしたら即レコの自動2ミックスでクオリティー的にも充分だと思います。

勿論、こだわりたい方にはミキシングをお奨めします。

ご自分でミックスするのも良いでしょうし、当スタジオ所属のレコーディングエンジニアさんに依頼すれば素晴らしいものになりますよ!!

 

RスタジオのグレッチドラムはNew Classicシリーズ。長年発売されているUSA customシリーズの粒立ちの良さを継承しつつもシェルの厚みを増して、ファットな響きが特徴のドラム。

国内メーカーではなかなか味わえない深みのある響きがして叩いていてとても気持ち良いセットです。

 

本日は基本的なメンテナンス(グリスアップやネジ類の締め直し)をしてヘッドコンディションを詳しくチェック。

このセットには音の良さを引き出せるようにREMOのコーテッドアンバダサーをバスドラム以外の打面に使用。

 

これは世界中で使用されているもっとも標準的なヘッドで、反応が良くチューニングレンジも広いので大変使いやすいのですが、耐久性的には若干心配な厚さなので、特にリハーサルスタジオのような色々なジャンルのドラマーさんが叩くには正直あまり適してないのかもしれません。

でも、Vivo Sound Studioではてきるだけ音にこだわったチョイスをして、このヘッドを使用しております。

 

今日は交換時期の目安として、チューニングした時にちゃんと音程の上げ下げやサスティーンのコントロールがきくかどうかの確認、これはチューニングボルトを少し回しただけで音が変化すれば大丈夫ですが、あまり変わらない場合はヘッドが伸びたり弾力性が無くなってシビアなチューニングには厳しい状態。

 

また、チューニングボルトが手で回せるぐらい緩めた時にヘッド中央のたわみや妙な打痕がないかも確認します。中央が大きくたわんでいる場合は音的には寿命だと判断、破けてなければ、もちろん叩けますが、早めの交換がおすすめです。

 

あと見た目は若干汚れていても(このヘッドの黒い痕は、ワイヤーブラシを使った時のもの)以上の事がクリアーなら、まだまだ使える状態です。

Rスタジオのグレッチドラム、機会があれば是非叩いてみて下さいね。